【Bambu Lab】はナスダックにIPO・上場するか考察

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卓上3Dプリンター市場を席巻する「Bambu Lab(拓竹科技)」。

圧倒的な高速印刷と高精度で、日本中にファンを急増させています。

投資家やユーザーの間で気になるのが

「ナスダックへの株式上場(IPO)はあるのか?」

という点でしょう。

本記事では、「最先端企業にしか興味がないぜ」という人に向けて、

Web上に存在する国内外の企業情報や競合動向、財務予測データを客観的に評価しました。

そのうえで、同社がナスダックへ上場する可能性や、

上場した場合の予想株価・初値について分かりやすく考察します。

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結論:Bambu Labのナスダック直接上場の可能性は「低い」

結論から言うと、現時点でBambu Labからナスダック上場より香港での上場の可能性が高いと考えています。

Bambu Labの企業規模としては、十分ナスダックを狙えるポテンシャルがあります。

しかし、米中対立やデータ規制などのリスクが非常に高い状態です。

上場する場合は、ナスダックではなく「香港証券取引所(HKEX)」への上場が最も本命と考察しました。

Bambu Labの現在の企業概要と規模感

まずは、Bambu Labの現状と規模感を整理しました。

同社は2020年に設立された新興テック企業です。

創業メンバーの多くは、ドローン最大手「DJI」の元エンジニアや幹部たちで構成されています。

  • 正式社名:Shenzhen Tuozhu Technology(拓竹科技)
  • 設立:2020年
  • 本社:中国・深圳(シンセン)
  • 主要製品:X1シリーズ、P1シリーズ、A1シリーズ
  • 推定売上規模:年商8億ドル(約1,200億円)規模
  • 推定企業価値:100億ドル(約1.5兆円)クラスのユニコーン

創業からわずか数年で、業界トップシェアを争う企業へ急成長を遂げたと評価できます。

すでに十分な利益を出していると見られ、財務基盤は極めて強力です。

もし上場したら初値(予想株価)はいくらになる?

投資家のみなさまが最も気になる「もしIPOした場合の初値予想」について、

独自の試算と考察を行いました。

① 想定される企業価値(時価総額)

現在の成長スピードと業績推移を踏まえ、

IPO時の推定時価総額は80億ドル〜120億ドル(約1.2兆〜1.8兆円)規模になると推計しています。

② 発行価格(公開価格)の目安

米国ナスダックで一般的な「1株=20〜30ドル」前後の価格設定でIPOが行われると仮定し、試算を行いました。

③ 初値の上昇率と予想額

世界的知名度と市場での圧倒的な勢いから、

上場当日は投資家からの買い注文が集中すると予測しています。

  • 公開価格(想定):25.00 ドル
  • 初値上昇率の予測+30% 〜 +60%(過熱気味の需要を反映)
  • 予想初値(ナスダック)32.50 ドル 〜 40.00 ドル(約5,000円〜6,200円)
  • 予想初値(香港市場の場合)25.00 HKD 〜 32.00 HKD(※売出し単位による)

ただし、米中摩擦や知的財産リスクが市場から好感されない場合、

初値の上値が抑えられるシナリオも考慮しておく必要があります。

ナスダック(NASDAQ)上場を後押しする強い追い風

ナスダック上場が期待されるのには、明確な理由があります。

① 最大の市場が「北米・欧州」にある

Bambu Labの売上の大部分は、アメリカやヨーロッパなどの海外市場が占めています。

アメリカ現地での高い知名度を背景に、ナスダックへ上場できれば高い株価がつくと見ています。

② 圧倒的な成長力と高い収益性

赤字のまま上場する一般的なスタートアップとは異なり、同社は高い利益率を確保しています。

形式的なナスダックの上場基準は余裕でクリアできる財務スペックを備えています。

③ 出資ファンド(VC)の出口戦略

IDG Capitalなどの大手ベンチャーキャピタルから出資を受けている点もポイントです。

投資ファンドの最終的な目標(IPOによる利益確定)を考慮すると、

上場への強い圧力が働いていると考えられます。

ナスダック上場を阻む「3つの巨大な壁」

一方で、慎重にリスクを分析すると、ナスダック上場には、

致命的なハードルが存在すると判断せざるを得ません。

公開データや米中情勢の推移から懸念されるのは、以下の3点です。

米中対立と米国SECによる厳しい規制

現在、米国証券取引委員会(SEC)は中国企業の上場審査を厳格化しています。

財務監査の不透明さや安全保障上の理由から、厳しい精査を免れません。

② 創業者たちの出自(DJIリスク)

経営陣が「DJI」出身である点は、米国政府から警戒されやすい決定的な要素です。

DJIが過去に米国の制裁対象(エンティティ・リスト)に指定された経緯を踏まえると、

同社も同様の監視対象となるリスクを常にかかえています。

③ ソフトウェア・データ管理の問題

同社は「MakerWorld」という3Dモデル共有プラットフォームを運営しています。

クラウドやAI技術を扱う構造上、ユーザーデータの流出や管理態勢について

米国当局から疑念を持たれるリスクが高いと分析しています。

今後の株式公開(IPO)シナリオを考察

以上の分析を踏まえ、Bambu Labの今後の選択肢について3つのシナリオを設定し、実現可能性を予測しました。

シナリオ可能性評価と予測
① 香港市場(HKEX)上場最高 (本命)競合のCreality等も選ぶ標準ルート。米中リスクを回避しつつ、グローバルな資本を集められる最適解だと判断します。
② 未上場(非公開)維持中 (対抗)自社キャッシュで開発費をまかなえるため、株式公開によるリスクや制約を避ける現実的な選択肢です。
③ ナスダック(NASDAQ)上場低 (大穴)本社をシンガポール等へ移転するような構造改革を行わない限り、政治的リスクが高すぎると結論付けます。

競合のCreality(創想三維)なども、香港証券取引所(HKEX)への上場手続きを進めている事実が確認できます。

業界全体の潮流を考慮しても、リスクの低い香港市場を選ぶのが最も現実的なシナリオだと考えています。

まとめ

【Bambu Lab】は企業価値1兆円以上とされる超優良テック企業であり、

仮に上場した場合は公開価格を30〜50%上回るプレミアムがつくポテンシャルがあると見ています。

しかしながら、米中関係の政治的リスクやデータ規制の壁は非常に強固です。

これらを総合的に勘案した結果、同社が将来的にIPO(株式公開)を行う場合は

「香港証券取引所(HKEX)」が本命ルートになる可能性が最も高いと結論付けました。

投資家やユーザーの方は、今後の中国証券当局や香港市場の動向を、

重点的にウォッチしておくことをおすすめします。

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浅山(あさやま)

Web制作・デザイン歴10年以上のプロ。 国内外のコンペ受賞歴を持ち、複雑な情報を構造化して伝える専門家。

多くの店舗・企業のITインフラ導入に立ち会ってきた経験から、公式サイトの「小さな文字の規約」まで徹底調査。 営業マンが教えてくれない「小規模事業者のリアルな失敗回避術」を発信中。

大阪在住。趣味は筋トレ。猫と犬が好き。

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