退去時の光回線、「退去すれば終わり」だと思っていませんか?
小規模店舗や事務所では、光回線を撤去しないまま退去すると、
- 原状回復費用を求められる
- 配線撤去で退去日が遅れる
- 撤去工事の予約が間に合わない
といったトラブルになることがあります。
一方で、すべてのケースで撤去工事が必要というわけではありません。管理会社やオーナーが許可していれば、そのまま設備を残して退去できる場合もあります。
そこでこの記事では、
- 光回線を撤去しないとどうなるのか
- 店舗で起きやすいトラブル
- 実際の撤去工事の内容
- 立会いが必要になるケース
まで、小規模店舗向けにわかりやすく解説します。特に、店舗移転・閉店・退去を控えている方は、原状回復トラブルを防ぐためにも事前に確認しておきましょう。
光回線を撤去しないとどうなる?
光回線を撤去しない場合、2つのパターンがあります。そのままで大丈夫な場合。もう一つは「原状回復トラブル」です。管理会社やオーナーの許可がないと、退去時に原状回復トラブルになることがあります。
例えば、
- 配線や光コンセントの撤去を求められる
- 撤去費用を請求される
- 機器未返却で追加費用が発生する
といったケースです。
そのため、小規模店舗では「撤去するべきか」を自己判断せず、退去前に管理会社へ確認しておくことが重要です。自己判断で放置せず、事前確認しておくことが重要です。
追加費用にはどんなものがあるのかに関しては、光回線撤去を忘れた場合の違約金の記事で解説しています。
光回線を撤去しないデメリットとは?店舗で起きる問題
光回線を撤去しない場合、単に「配線が残る」だけではなく、店舗退去や次の営業準備に影響することがあります。
特に小規模店舗で多いのが、退去直前になって回線設備の扱いが問題になるケースです。
例えば、
- 原状回復工事の日程と重なる
- 撤去工事の予約が取れない
- 閉店後も立会い対応が必要になる
など、スケジュール面の負担が発生することがあります。
また、光回線のONUやレンタル機器を返却していないと、解約後も機器損害金を請求されるケースがあります。
さらに、壁沿いの配線や光コンセントが残ることで、次のテナント工事や内装変更の妨げになる場合もあります。
特に店舗は、住宅よりも「原状回復の範囲」が厳しく見られることがあるため、「使っていた設備をどこまで戻す必要があるか」を事前に確認しておくことが大切です。
実は撤去しなくても問題ないケース
光回線は、すべての店舗で必ず撤去工事が必要になるわけではありません。
例えば、次のようなケースでは、設備を残したまま退去できることがあります。
- 管理会社やオーナーが「残置OK」としている
- 入居時点ですでに光回線設備が設置されていた
- 次のテナントがそのまま利用する予定
- 自社所有の店舗・事務所である
また、光コンセントや配線を残しておくことで、次回利用時の開通工事がスムーズになる場合もあります。
特にフレッツ光系の回線では、設備を再利用できるケースもあり、工事の手間を減らせることがあります。
ただし、同じ建物でも管理方針は異なるため、「前の店舗が残していたから大丈夫」とは限りません。
光回線の撤去工事はどんなことをするのか
光回線の撤去工事はどんなことをするのかを詳しく見ていきます。次の4つの流れになっています。
① 室内機器の取り外し
まず室内では、以下の機器を撤去します。
・ONU(回線終端装置)
・ホームゲートウェイ(ルーター機能付き機器)
・電源アダプタ類
これらは回線事業者のレンタル品なので、基本的に回収対象です。
※自分で箱に戻して返送する場合もあります。
② 光コンセント・配線の確認
壁に設置されている光コンセントや配線をチェックします。
・光コンセントの取り外しが必要か確認
・室内の露出配線を撤去
・壁や床の配線ルートを確認
物件によっては「そのまま残してOK」になることもあります。
③ 外壁・共用部の引き込み線撤去
戸建てや店舗で多いのがこの作業です。
・電柱 → 建物への引き込み線
・外壁に固定された配線
・共用部の配管ルート
ここは高所作業になることもあり、工事時間が長くなる原因になります。
④ 原状回復の簡易確認
最後に、
・壁の穴
・ビス跡
・配線撤去後の状態
などを確認します。
※本格的な補修(クロス張替えなど)は別途になるケースが多いです。
光回線撤去工事の所要時間
一般的には 30分〜2時間程度 が目安です。
ただし以下の場合は長くなることがあります。
・外壁作業がある
・配線が複雑
・ビル管理の立ち会いが必要
・共用部を経由している
光回線の撤去工事は立会いが必要?不要なケースも解説
次のようなケースでは立会い不要になることがあります。
- 室内設備を残したまま解約する場合
- 共用部だけの作業で完了する場合
- 回線事業者側で「無派遣工事」と判断された場合
ただし、立会い不要かどうかは、契約している回線や建物状況によって異なります。
まとめ:光回線の撤去は賃貸契約書への確認から
光回線は、必ず撤去しなければならないわけではありません。
実際には、
- 管理会社やオーナーが残置を認めている
- もともと設備が設置されている
- 次のテナントが利用予定
といった場合は、そのまま退去できるケースもあります。
ただし、小規模店舗では原状回復との関係で、配線や光コンセントの扱いが問題になることもあります。
また、退去直前に確認すると、
- 撤去工事の予約が取れない
- 立会い日程が合わない
- 機器返却が間に合わない
といったトラブルにつながることもあります。
そのため、「撤去するべきか分からない」という場合は、まず賃貸契約書や管理会社やオーナーへ確認することが重要です。
自己判断で放置せず、退去前に回線事業者・管理会社の両方へ確認しておくことで、余計な費用やトラブルを避けやすくなります。

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