
琵琶湖のナマズって食べれるんですか?

このような疑問をお持ちの方に向けて解説します。
「動画で琵琶湖のナマズを見て、食べてみたい!」そう感じる人は少なくないはずだ。
琵琶湖のナマズは驚くほど美味で、調理も家庭で簡単にできる。ここでは、琵琶湖のナマズの現状、釣り方、徹底した調理法、そして食べられるお店まで詳しく解説する。
琵琶湖のナマズは今が狙い目
琵琶湖には外来種(ブラックバス・ブルーギル)が急増しており、ナマズは年々減少傾向だ。個体数は正確には不明だが、「早めに体験する価値」が確実にある。
- ナマズは1回の産卵で約3万個の卵を産み、48時間で孵化する繁殖力の持ち主。
- 琵琶湖釣りでは外来魚の再放流は禁止されている(参考:琵琶湖ルール)。
事実を知った上で、今こそナマズに挑戦するべきだ。
琵琶湖でナマズを釣るポイント
ナマズ釣りは誰でも成功できるわけではないが、ポイントを押さえれば確実に釣果が上がる。
- 水底が泥になっている場所が絶好ポイント
- 産卵期は田んぼや用水路の近くに出没
- 夜行性のため、夜や濁った水を狙え
釣り具はブラックバス用で十分。柔らかめの竿と釣り糸を用いると、ナマズがしっかり食いつく。
おすすめルアーは黒ベースにグロー(光る)カラー。暗闇で獲物を探すナマズには最適だ。
ナマズの徹底調理法
ナマズは家庭でも十分に美味しく調理可能。ここでは、泥抜きから本格調理まで詳細に解説する。
1. 泥抜きと下処理
- 捕獲後すぐに流水で泥を洗い流す
- 1時間~2時間、塩水(海水程度の塩分濃度)に浸す
- 腹を開いて血合いや内臓を丁寧に取り除く
- 再度流水で洗浄
この工程を丁寧に行うことで、泥臭さを完全に消せる
2. 唐揚げ
- 斜めに切った身を片栗粉で軽くまぶす
- 中火でじっくり揚げる(外はカリッ、中はジューシー)
- 揚げ上がりに塩と胡椒を振るだけで完成
ナマズ特有の濃厚な脂がしっかり感じられる一品
3. 蒲焼き
- 下処理後、醤油・みりん・砂糖・酒で作ったタレに30分ほど漬け込む
- 両面を中火でじっくり焼き、最後にタレを塗りながら焼き上げる
ウナギを凌ぐ濃厚な脂と旨味が口いっぱいに広がる
4. 天ぷら
- 薄切りにした身を小麦粉と水で作った衣にくぐらせる
- 180℃の油で短時間で揚げる
外は軽くサクッと、中はふんわりとした淡白な味わい
5. 刺身
- 調理師免許を持つ人に捌いてもらうのが安全
- 薄造りにしてわさび醤油で食べる
新鮮なナマズはウナギよりも脂が濃く、ねっとりとした食感が楽しめる
琵琶湖周辺でナマズ料理を食べられる店
びわ湖・長浜「舟倉」

- 住所:滋賀県長浜市湖北町尾上313-7
- 電話:0749-79-1008
- 営業時間:11:00~19:00(不定休)閉店23:00
- 特徴:岩床ナマズを提供。網で獲れた日だけの限定メニュー。
炭火割烹 蔓ききょう
- 住所:滋賀県大津市瀬田2-2-1
- 電話:050-5868-4722
- 営業時間:11:30~14:00(L.O.13:00)、17:30~22:00(L.O.20:30)
- 特徴:天然岩床ナマズの焼き魚を提供。希少価値の高い一品。
なまずの寝床(野洲市)
- 住所:滋賀県野洲市吉川2281-12
- 営業時間:月・火・木・金・土・日 10:00~15:00(水曜定休)
- 特徴:琵琶湖を見渡せるテラス席で、ナマズを使った創作ピザやハンバーガーを提供しています。ナマズバーガーはナマズ感が控えめですが、バンズも美味しく、フィッシュバーガーとして楽しめます。
- 公式SNS: Instagram
魚勝(西浅井町・菅浦)
- 住所:滋賀県長浜市西浅井町菅浦
- 特徴:琵琶湖の漁師が営む店で、ナマズの中でも美味とされる「イワトコナマズ」を中心に提供しています。要予約の可能性があるため、事前に問い合わせをおすすめします。
- 参考情報: Yahoo!知恵袋
琵琶湖が楽しめるお店
びわ湖博物館内レストラン「にほのうみ」
- 住所:滋賀県大津市瀬田南大萱町
- 特徴:琵琶湖博物館内にあるレストランで、ナマズ天丼(880円)や湖国御膳(なまず天ぷら付き、1,430円)など、ナマズを使ったメニューを提供しています。
- 公式サイト: にほのうみ
琵琶湖へのアクセス
- 東京・大阪からは深夜高速バスが最安で便利
- 東京→南草津駅:片道3,500円(2022年8月時点)
- 南草津駅から琵琶湖へは公共交通またはレンタカーで簡単アクセス可能
まとめ:今すぐナマズに触れよう
琵琶湖のナマズは数が減少しつつあるが、味はウナギ以上の可能性がある。夜行性で警戒心が強いナマズの習性を理解して、釣りや料理に挑戦すべきだ。
- 蒲焼きが絶対おすすめ
- 泥抜き・塩で臭みを完全除去
- 唐揚げや天ぷらも家庭で簡単に再現可能
今のうちに琵琶湖のナマズに触れ、その美味を体験しよう。
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